“3.11″
Posted: 03.11.2012, by SHAPES
きょうで震災からちょうど一年が経ちました。
家族・兄弟・仲間そして生まれてからずっと一緒だったあの海と土地・木々、見慣れた
風景・親類を一瞬にして失った日、今日までその想いを言葉で伝えたくありませんでした。
言葉よりも先に行動すること、今回の震災で被災した仲間や家族・地元の方々が教えて
くれたことであり、私達なりの震災復興への想いの形でした。
3.11当日、ちょうど私が3.10にアメリカに渡っていて震災を知ったのはニューヨーク。
今ここでできることをしたい、それがTEE-SHIRTSを作ることへと自然に繋がっていきました。
「Bring It Back ~One Street At A Time~ ”俺たちのストリートをひとつずつ取り戻す”」
当初DEADLINEYやSSUR・CLIENTELEを筆頭にNEWYORKのローカルショップの人達に
声がけをし直接的な関係の人達と一緒に動いていましたが、徐々にその声は全米へ届いていき
最終的には全22ブランドが加わることになりました。
そして6月25日から発売を開始し8月初旬までのおよそ一カ月半の期間に、店舗とONLINE
STOREのみで販売した売り上げの合計全額は¥480800、120枚をご購入いただきました。
(一枚分、諸事情により2000円で購入いただいております)
寄付先は本当に悩みました、当初は身近な人達・団体への義援金として模索していました。
しかし被災した友人・地元の人達・若い世代の被災者やお年寄りの方々の話の中で、
国・日本赤十字社に義援金して寄付してほしいとの話しを一番多くいただきました。
身動きのとれないお年寄りの方々は、国・赤十字を今後の生活の支えにしている方が大勢います。
自分で動ける被災者の方々はそういった方々への思いやりを大切にしているように感じました。
私も赤十字の局長に話を伺い、全額義援金として被災者に届けること、また段階を経て地域
復興・震災遺児への基金として使用する趣旨であることを聞き寄付させていただきました。
BLOGからで申し訳ありませんが、この場を借りてご購入いただいたすべての皆様に感謝
の気持ちと寄付金の詳細をお知らせさせていただきます。
本当にありがとうございました。
また、この企画を共に歩んでくれた仙台の友人達・プリント工場様・東京の問屋様・NYの
仲間達へ心よりお礼を申し上げます。
まったく復興には程遠い現実、それぞれの想いが必ず復興への道になるでしょう。
3.11から一年、今までもこれからも地元への気持ちを行動で示していこうと思う。
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