LIVE ON USA 10 !!
Posted: 10.05.2019, by SHAPESここ数十年における東海岸グラフィティ関連の最大規模、
BEYOND THE STREET in NYの最終日ということで遊びへ。
入り口付近は入場待ちの行列ができるほどの最終日。。。
ROGER GASTMAN監修ということで、ニューヨーク展は
グラフィティ界のレジェンドから新鋭、近代アートを
走る素晴らしい人選と作品が集結していました。
作品の他にも当時のフライヤーやノートの資料にDJブース
キッズが楽しめるワークショップなどが設営された館内。
メキシカンカルチャー、いわゆるスパニッシュバックグラン
ドであったNYグラフィティシーンの歴史を黒人もボムるとい
う初動をNOCなどと共に体現した一人STAYHIGH149。
ESPO、ブルックリンに自身のギャラリーを構え、働くのは
若いグラフィティキッズや往年のグラフィティライター、
昔のALLEGEDのような存在のような場所を作っています。
当時のグラフィティを禁止する広告や警告のポスターなど
資料がたくさん展示してあり興味深い内容でした。
IZ THE WIS、NYグラフィティシーンを代表するレジェンド。
長年のスプレー缶使用による腎不全で亡くなる直前まで
精力的に活動していました。
映画WILD STYLEの監督CHARLIE AHEARM、彼の
アートワークは他にもFUTURAやRAMM:ΣLL:ZΣΣ
といった人物をモチーフにした珍しい作品も。。。
グラフィティを初めてボムったといわれるCORNBRED、
フィラデルフィア=フィリータグの伝説的な重鎮の一人。
IRAKのDASH SNOW、2000年以降の彼の活動の根源
は破壊と創造の繰り返し、NYのストリートシーンで誰もが
認める新鋭の一人でした。
FUTURAと共にNYグラフィティを壁からキャンパスに
ステップアップさせた立ち役者CRASH。
ポップアートとブロンクスグラフィティの中間をコラージュ。
映画WILD STYLEでも彼のラップするシーンが登場しますが、
彼のスプラッシュアートワークはヒップホップの枠を超え
近代アートにまで影響を与えたといえるRAMM:ΣLL:ZΣΣ。
映画WILD STYLEの主人公は、当時NYで一番有名だった彼
だったが幾多の事情で断念しLEEに。。。
その後盟友STASHと共にGFSプロジェクトからBSF、RECON
を引率、ストリートブランドにも影響を落とし続けるFUTURA。
クラブLe Baronの創設者の顔を持つANDRE、近年FUTURA
との共同作品でも話題を呼んでいますが、なによりFUTURA
のPOINTMAN同様に確立させたMr.Aの存在が面白い。
そして去年あたりから近代グラフィティ、近代アート界を
賑わすFELIPE PANTONE、彼のデジタルグラフィック
も様々なシーンへ新たな側面をうみだしていて面白いです。
日本人からもLADY AIKOと。。。
MADSAKIに村上隆の作品も展示してありました。。。
まだまだ大好きなアーティストがたくさんいましたが、
ずっと止まらなくなるのでこの辺でやめときます。
子供達から近所のおばちゃん、よぼよぼのおじいちゃん、
スケーターからヤングなキッズにファッション関係者など
様々な人達が来場している姿は、アートが決して敷居が
高いものではなく、我々の身近にある存在ということを
改めて感じることができた素晴らしいイベントでした。
Peace out !!